札幌で大腸カメラ・内視鏡なら｜札幌駅大腸カメラ便潜血クリニック

日本では年間約14万人が大腸がんと診断され、男女比はおよそ1.2対1 です。発症は50歳を過ぎて急増し、60〜70代で最も多く見られます が、最近では40代での発症も増加傾向にあります。大腸がんによる年間死亡者数は約5万人で、早期発見すれば5年生存率は90％以上に達します。また、便潜血検査で陽性となった場合、約10〜15％の方に大腸がんや前がん病変が見つかることが報告されており、精密検査の受診が推奨されます。

大腸がんの大きな特徴は、初期にはほとんど症状が現れないことです。血便や下痢、便秘などの変化に気づいたときには、すでに進行しているケースも少なくありません。そのため、自覚症状に頼らず、定期的に大腸カメラを受けることが早期発見・早期治療につながりま す。気づかないうちに進行してしまうリスクがある点を理解することが、健康管理の第一歩です。

大腸がんの検査にはいくつかの方法があります。まず、便潜血検査は手軽に行える次スクリ ニングとして有効です。しかし、便潜血検査で陽性となった場合は、大腸カメラによる精密検査が必要です。大腸カメラは、大腸内部を直接観察できるため、ポリープや早期がんの発見に優れています。当院では最新の富士フイルム8000システムを使用し、鎮静剤による苦痛の少ない検査を実施しています。

大腸がんのリスクは、食生活や運動習慣、喫煙や飲酒などの生活習慣と密接に関連しています。食物繊維を十分に摂取し、赤身肉の過剰摂取を避けることや、定期的な運動を行うことが予防につながります。また、定期的な便潜血検査や大腸カメラによる早期発見も非常に重要です。数字やデータからも、生活習慣の改善と定期検査の両立が、大腸がんから自分を守る最も確実な方法であることがわかります。